フロントフォークのメインエアーシール摩耗

カスタム&メンテナンス
03 /17 2015
すみません、ちと忙しくて腰の具合も大分悪くなってしまい、点滴注射でなんとか働いております。
人数10人足らずの職場で、工数から計算して30人不足って、どうかしてるだろ...

ハイ、気を取り直して少し前の話。
RockShox Sector R/L のダストシールが、「パンッ!」と音を立てて浮き上がりました!!
画像は慌てて圧入し直した後ですが、結構大きな音がして驚きました(笑)。

DSCN1601.jpg

原因はエアーピストンのメインエアーシールが摩耗して、エアーがボトムケース側に漏れて内圧が高まったからでしょう。
まあ4年使っているので、サービスキットも既に揃えてあるので、交換すれば良いんですけどね。

しかしメンテナンスの際に、メインエアーシールの給脂に気を使っていれば、もう少し長持ちしたかもしれませんね。
メインエアーシールの給脂とは、エアーバルブとエアーピストンの間の潤滑のことですね。

ピストンが摺動する度に、少しずつ潤滑剤が下がって行き、潤滑剤が無くなると一気にシールが摩耗。
余談ですがデュアルエアーモデルだと、下がった潤滑剤がネガティブの気室に溜まってしまうので要注意。
高性能なフォークも、形無しって話に...

メインアエアーシールの給脂に付いてはメーカーによって異なり、エアーバルブ側のトップキャップを外して、
専用フルード(サスペンションオイル)を規定量封入する場合や、専用グリースの場合があるのでマニュアルを参照のこと。

因みにSRサンツアー製フォークは、古いオイルを拭き取ってから、80Wのギヤオイル(ミッションオイル)を10ml入れます。

この他、エアーが直ぐに抜けてしまうなんていうトラブルも、メインエアーシールの摩耗が多いようです。
毎週乗るリアルライダーさんは、日頃のメンテナンスで余計な出費を抑えましょう!?



それとエアーピストン関連で、「メンテナンスしたらエアーが漏れるようになった」という事例を見掛けます。
上記のような摩耗等、製品側を起因とする不具合がなくても、以下のようなことをするとリークする可能性があります。

参考までに、画像左がエアーバルブ(トップキャップ)、画像右がエアーピストン(白)とメインシール(黒)。
共に、SRサンツアー製。

R0016670_20150317201508bf8.jpg

メンテナンスやトラベル量変更の為にエアーを抜き、再度組み立てた際にエアーが異常に低い状態で過度にストロークさせると、
エアーピストンのシールが捩れる場合があります。

エアーピストンとサポートシャフトが分離されている構造の場合(SRサンツアー等)、
ピストンに圧力が掛かっていないと、ピストンがサポートシャフトに押し付けられていないので、
この状態で過度にストロークさせると、ピストンが首を振りながら摺動することになります...

あえて書かなくても、繊細なシールにとって良くない状態だということは、お分かり頂けるかと。
この辺りのことも、エアーサスペンションの構造を理解していれば、防げる内容ではないかと思います。

機械は正直ですから、直前まで調子が良かったのに急に調子が悪くなったとすれば、必ず要因があるはず。
増してメンテナンスの為に分解していたとすれば、尚更ですよね。

SRサンツアーではメンテナンス性の良さを推していますが、最初はショップにてレクチャーを受けるのが良いと思います。
出来れば、油圧ブレーキやエアーサスペンションに詳しいMTB系ショップにて。

油圧部品の組み付けではOリングが馴染むようオイルを塗布したり、シール交換でインナーを通す際には、
エッジでシールのリップに傷を付けないようラップで包んで通したりと、傍からは見えないノウハウが色々とあるものです。

プラモデルのように分解できる感覚かもしれませんが、実際にはプラモデルではなく命を預ける乗り物です!!
安全に楽しみたいですね♪

DSCN1589.jpg

FATタイヤシーズンも終了、車のタイヤも交換しても大丈夫!?
いやいや、桜が咲くまでは安心出来ないんだなコレが。

スポンサーサイト