SRサンツアー EPICON・AXON 試作ネガティブ・スプリング その2

カスタム&メンテナンス
02 /21 2015
私事で大変恐縮ですが、ワークショップ・モンキーさんのFaceBookにて、僕の98ST6とA-10を紹介して頂きました。
何時もありがとうございます。

常日頃より僕みたいな変態自転車乗りが、ご迷惑をお掛けしているのではないかと、気にはしているのですが(笑)
今泉さんや兄貴を始めとする旧知の方は、実際にお会いしても大変良くして下さって感謝しております。

本当に反省している!?

いやいや、全ては「こんなに楽しい自転車を作ってしまう」今泉さんがイケナイので~す!!
最高の褒め言葉と受け取って頂けると、これ幸いでございます♪

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そんな今泉さんより、以前ポストしたEPICON・AXON用のネガティブ・スプリング、自分用が届きました!!
ありがとうございます。

このキットを組むと、まるで別物のようになるんだよな~♪

以下の記事を読む前に、先に目を通して頂けるとより楽しめるかと。
コチラ → SRサンツアー EPICON・AXON 試作ネガティブ・スプリング

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今回は、より突っ込んだ内容を書きたいと思います。
上記の記事で、ストローク初期~中盤はネガティブ・スプリングが、縮側のストロークをアシストしていると書きました。

では、このスプリングに交換することで、どの程度アシストされているのでしょうか?
因みに以下の内容は分り易くするため、エアー・スプリング単体の話で、ダンパーの役割は無い前提での話になります。

先ずはノーマル製品と同じエアー圧にすると、上記の通りネガティブ・スプリングのアシストで見掛け上、
ストローク初期が、柔らかく(バネレートが低く)なっているのと同様の現象が起きます。


ここで、エアー・スプリングの特性を思い出してみましょう。

エアー・スプリングは通常のコイル・スプリング(主に金属ばね)と異なり、バネレートが一定ではありません。
ストローク量が増えるにつれ、バネレートが2次曲線を描き増加して行きます。

注射器の先に栓をしたものが、エアー・スプリングだと思って下さい。
注射器の押し始めは反発も弱いですが、押し込んで行くと反発が急激に強くなって行きますよね!?

コイル・スプリングでもストロークが進み、ばね同士が線接触し出すと見掛け上バネレートが上がった様な状態になりますが。
因みに、コイル・スプリングでプログレッシブな特製を出したい場合は、非線形バネを使ったりしますね。


話を戻します、ネガティブ・スプリングのアシストで、同じエアー圧だとストローク初期が見掛け上柔らかくなる。
僕の実験では、試作ネガティブ・スプリングのアシスト量は、ノーマル比 +20Psi程度と試算しました。

今泉さん経由でS社開発者様に伝えて頂いたところ、計算上15~20Psiというお返事を頂きました。
良かった~、当てずっぽうでなくて(爆)。

それでは、どのようにセッティングを進めましょうか。
適正サグ量優先でエアー圧を20Psi上げれば、ネガティブ・スプリングが効いているストローク初期の固さはそのままに、
ストローク中盤~終盤に掛けてはエアー圧が20Psi上がっている訳ですから、より固くなる(踏ん張る)。

ノーマルのエアー圧優先で調整すれば、ストローク中盤~終盤にかけての固さはそのままに、
ストローク初期の動きを、より柔らかく出来るということです。

そう、エアー・スプリングの描く2次曲線の終盤の立ち上がりを、よりキツクできる訳です。

因みにEPICONやAXONをトレイルライドで使用する場合、サグは大目に取る方が多いようで、良い結果になるようです。
僕も140mmストロークで使用していますが、体重65kgで70Psiで使用しているので、サグは大目です。

と言うのも、LO-RCダンパー採用にあたり、ロースピード・コンプレッションが調整できるようになったため、
エアー・スプリングを柔らか目にセッティングしても、余計な動きを規制してくれるからなんですね。

そう考えると、エアー・スプリングだけでなく、ダンパー側の重要性も増してくる。
サスペンションのセッティングは、実に奥が深い...

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(画像と本文の関係はありません)

余談ですが、「FOXやRockShoxのハイエンドモデルと比較すると...」って話を良く聞きますが、
そういう方ほど、どの辺りが違うのかという具体的な指摘をしている方は、案外少ないんですよね(汗)。

レースユース前提のハイエンドモデルは、セッティングの幅が広いんだと思います。
今件のネガティブ・スプリングにしても、デュアル・エアーモデルではネガティブ側もエアー圧で調整が可能です。

但し、こういったハイエンドモデルをセッティングするには上級者でないと、なかなか難しいと思います。
MTBキャリアが長いだけでなく、メカの知識等セッティング能力が問われる訳です。

週末ホビーライダーなら、一度リバウンドをセッティングしたら、その後は殆ど調整しないって方も多いのでは?
「ネガティブ側のエアー、殆ど入ってなかった」なんて、笑い話も案外多いのではないでしょうか。

僕も、そういうタイプの人間なので、シンプルなサスペンションが向いているのかな~?なんて...
その分、タイヤにお金を掛けちゃうタイプなのかな(笑)。


噂によると今期は日本の代理店が、ホロークラウン等採用のモデルは入れていないとか...
まあ、EPICONを必要とするユーザー層が、価格面を重視している傾向が強いから仕方ないのかな?

でも、競合する製品と比較するなら、最低限ホロークラウンやLO-RCダンパー採用モデルと比較して欲しいですね。
勿論、安価なモデルを「使い倒す!」という使い方も、個人的には大好きですが♪

そうそう、皆さん知っていると思いますが、DVOの製造依託先もSRサンツアーなんですよね♪
あとは...輪界から暗殺されるので絶対言えない(爆)。
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