SRサンツアー EPICON・AXON 試作ネガティブ・スプリング

カスタム&メンテナンス
09 /03 2014
大変お待たせ致しました。

以前から、ちょこちょこと「チラ見せ」していますが、
SR suntour EPICON&AXON の、試作ネガティブ・スプリングをお借りしています。

え~と、当初は今泉さん独自のプロジェクトかな?なんて勝手に思っていたんですけど...

僕のレポートをSRS本隊に送って頂いたりということで、
現段階ではあまり詳しいことは、立場的に自重した方が良いのかなあなんて。

なので概要だけ、ごめんなさいね。


これが今回の肝、ネガティブ・スプリングです。

自分でメンテしている方なら、直ぐに分かりますね。
ノーマルでは線径の異なる短いスプリングが2本ですが、試作品は線径の細い方のスプリングの自由長が長いです。
(異なる線径のスプリングを使用している理由は、後述します)

DSC_0179_2014083020141402c.jpg

上の画像は組んだ状態ですが、組む前の部品。

試作品のスプリング・シート。
細長い筒は、自由長の長いスプリングがサポート・シャフトに当り異音が発生しない為のカラーです。

詳しくは述べませんが、鋭い方ならサポート・シャフトにストローク調整用のスプリングピン用の穴が無いことが、
当スプリングの狙いのヒントの一つになると思います。

DSC_0174.jpg

前記の通り、あまり詳しくは書けないのでヒント的な物で、お許し下さい。

さて、ネガティブスプリングの役割って何でしょうか?
大別して、2つの大きな役割が考えられます。

①.ストローク初期の動きの補助。

構造を頭に浮かべながら、想像してください。
エアーをバルブから入れると、サポート・シャフトの上にあるピストンが押され、サポート・シャフトを押し下げます。
エアー圧が上がるにつれ、サポート・シャフトに嵌められているネガティブ・スプリングが、インナーチューブ下端の蓋に押し付けられ反発力を蓄えます。

余談ですが、上記の理由によりエアー圧を極端に低くすると、ネガティブ・スプリングを縮めることが出来ず、性能を発揮できないことが分かると思います。

そうネガティブ・スプリングは、ボトムケースからサポート・シャフトを押し上げる(縮む)時に、ストロークをサポートしている訳です。
興味のある方は、ネガティブ・スプリングを抜いて、エアー・スプリングだけの動作を試してみるのも面白いかもしれません。
きっと初期の動きが極端に悪くなるはずです。

摺動抵抗は、動き出し時の抵抗が一番大きいのです。


②.フォークが伸びきった時の衝撃緩和。

これは上記構造を理解していれば、分かりますね。
昔のフォークにはネガティブ・スプリングが装着されていないものがありましたから、フロントアップした時に「スコン!」ってなったアレですね。

少し脱線しますが、
ネガティブ・スプリングには何故、スプリングの線径の異なるスプリングが複数付いているのでしょうか?

僕はメーカーの人間ではないので、あくまで想像ですが(笑)、
スプリングレートの低い方が、ストロークを助けるプリロードのような役目をするスプリング → 役割①
スプリングレートの高い方が、ストロークしたインナーチューブが戻り切る際に衝撃を和らげる → 役割②


今書けるのは、ここまでかな?
エアースプリングを使用したフロント・フォークの構造を良く理解されている方なら、どのような狙いで開発されているか分かると思います。

以上がメカニズムに関する内容ですが、一番興味があるのはコレでどうなるの?だと思いますが、
凄く簡潔に感想を述べると、ストローク初期~中盤までの動きが良く、ストローク終盤での踏ん張りが増します。

プログレッシブ効果の二次曲線の後半の立ち上がりカーブが、大きくなっていると言えばいいのかな?
ノーマルのエアースプリングとは別物で、誰が乗っても体感できるレベルと思います♪
正直に言って、自分のフォークに直ぐにでも組みたいです(笑)。

その辺りの理由やセッティングも、いずれ許可が貰えたら書けるといいなと思っています。
あくまでも参考ですが、動画です。



※この内容は、今泉さんとのコミニケーションを基に、僕が勝手に咀嚼した内容です。
 悪しからず。
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