スタックダウンしたフォークのOH
雨だと自転車乗りは腐りますね...
勿論、僕も御多分に漏れず(笑)。
スタックダウンした Rockshox Sector RL を、OHがてら修理しました。
症状としては
①.実際のストローク量の半分もストロークしない。
②.モーションコントロールが作動しない(ロックアウトもしない)。
上記症状から想像出来る原因は
②の症状から、モーションコントロールユニットのゲート部分までダンパーオイルの油面が達していない。
故にダンパーオイルが漏れてアウターレッグのボトムに溜まり、ストロークを規制している(①の症状)。
上記推測を基にフォークのアッパーを抜くと、想像通り在る筈のないダンパーオイルが大量に出て来ました。
実は壊れる少し前に、ダンパーオイルを交換したんですね。
摩耗して決壊寸前だったOリングが、新しいオイルになって粘度が変わって一気に決壊したのでしょう。
さて初期的な分解は割愛して、スタンチオンからダンパーユニットを抜いた所です。
画像中心の円盤が、スタンチオン下端に位置するシール部ですね。
因みに右側は減衰発生の為のオリフィス、その下側はリバウンドスピードを調整するためのニードルが入っています。

今回のオイル漏れは、外側のOリングではなく内側のダンパーロッドと摺動するOリングが原因と思われました。
実際に外して観察した所、Oリングが硬化・摩耗して風邪を引いた跡(ザラツキ)が認められました。

Oリングの交換ですが、外側のOリングは簡単に外れますが内側は難しい...
そんな時は、ピックアップツールがあると便利です。
僕は、この形状が一番使い易いですね。

Sector RL用の、サービスキットです。
Rockshox は、ちゃんと消耗品も用意してくれるから親切ですよね。
まあ自動車やモーターサイクルは、うん十年前のパーツもしっかり出て来るのが当たり前なんですけどね(笑)。

ただ、入っているOリングの部番と言うか使用箇所が全く明記されていないので、まだまだかな?
似たような大きさのOリングが数種類一緒に入っているから、どこに使うのか全く分からない。
交換したOリングはヘタって延びているから当てにならないので、ノギスで相手の溝を測りながら推測するしかない(笑)。

不満な点は色々あるけど、作業再開♪
今回ダンパーユニットで交換する部品です。
下段左から減衰発生部のコンプレッションリング、そしてシール部の外側、内側のOリング。
中段は交換する古い部品ですが、大分ヘタって大きさが異なることが分かります。

新品のOリングの組み付けですが、組む場所に使われる油脂を塗布してから組み付けます。
Oリングを馴染ますためですね、コレを怠っただけで新品でもシール不良を起こすことが稀にあります。
僕の場合オイルは一旦、使う分量よりも少しだけ多く紙コップに注いでいます。
部品に馴染ませるのも楽ですから。

新品のOリングは、傷を付けないよう注意しながら組みます。
ロッドに通す場合などは、ロッドにラップを被せてから組み付けると無用な傷を防げます(画像は通し終わってラップを破いた後)。
勿論、千切れたラップが挟まっていることなどないように(笑えない)。

ダンパー部のOHは、モーションコントロールユニットのOリングも交換して完了。
規定のオイル量を注いで完了です。
自分の使っているフォークのサービスデータのファイルを用意しておくと、慌てなくて済みますね♪

分解しなれた、エアースプリング側もOH完了。
ダストシールとフォームリングも交換です。
ダストシールは硬化していますが、タイヤレバーを使えば簡単に外せますね。

昔はガラス製のメスシリンダーを使っていたんだけど割ってしまって、今は Kijima の樹脂製の物を使っています。
南海部品等の、オートバイ部品店で購入可能です。
ただ使っていると、ガラス製の方がバシャバシャ遠慮なく溶剤で洗えるので、いいのかな?
あと計量物が少量だと、倒れやすいんですよね。
これから購入する方の参考になれば♪
雨で腐っても、出来ることをしっかりやるのが真の自転車乗り?なのです!

pvd Lightning 、めたくそカッコイイ!!
ドロハンなのに、この攻めまくりのジオメトリ。
98ST6 にロードのパーツを移植しようかと、本気で思った(笑)。

(via: peterverdone.com)
明日は Off the grid に行こうと思っているけど、なんか風邪を引いたっぽい。
ずっと働き通しだったからな、悪くならなければ良いけど...
勿論、僕も御多分に漏れず(笑)。
スタックダウンした Rockshox Sector RL を、OHがてら修理しました。
症状としては
①.実際のストローク量の半分もストロークしない。
②.モーションコントロールが作動しない(ロックアウトもしない)。
上記症状から想像出来る原因は
②の症状から、モーションコントロールユニットのゲート部分までダンパーオイルの油面が達していない。
故にダンパーオイルが漏れてアウターレッグのボトムに溜まり、ストロークを規制している(①の症状)。
上記推測を基にフォークのアッパーを抜くと、想像通り在る筈のないダンパーオイルが大量に出て来ました。
実は壊れる少し前に、ダンパーオイルを交換したんですね。
摩耗して決壊寸前だったOリングが、新しいオイルになって粘度が変わって一気に決壊したのでしょう。
さて初期的な分解は割愛して、スタンチオンからダンパーユニットを抜いた所です。
画像中心の円盤が、スタンチオン下端に位置するシール部ですね。
因みに右側は減衰発生の為のオリフィス、その下側はリバウンドスピードを調整するためのニードルが入っています。

今回のオイル漏れは、外側のOリングではなく内側のダンパーロッドと摺動するOリングが原因と思われました。
実際に外して観察した所、Oリングが硬化・摩耗して風邪を引いた跡(ザラツキ)が認められました。

Oリングの交換ですが、外側のOリングは簡単に外れますが内側は難しい...
そんな時は、ピックアップツールがあると便利です。
僕は、この形状が一番使い易いですね。

Sector RL用の、サービスキットです。
Rockshox は、ちゃんと消耗品も用意してくれるから親切ですよね。
まあ自動車やモーターサイクルは、うん十年前のパーツもしっかり出て来るのが当たり前なんですけどね(笑)。

ただ、入っているOリングの部番と言うか使用箇所が全く明記されていないので、まだまだかな?
似たような大きさのOリングが数種類一緒に入っているから、どこに使うのか全く分からない。
交換したOリングはヘタって延びているから当てにならないので、ノギスで相手の溝を測りながら推測するしかない(笑)。

不満な点は色々あるけど、作業再開♪
今回ダンパーユニットで交換する部品です。
下段左から減衰発生部のコンプレッションリング、そしてシール部の外側、内側のOリング。
中段は交換する古い部品ですが、大分ヘタって大きさが異なることが分かります。

新品のOリングの組み付けですが、組む場所に使われる油脂を塗布してから組み付けます。
Oリングを馴染ますためですね、コレを怠っただけで新品でもシール不良を起こすことが稀にあります。
僕の場合オイルは一旦、使う分量よりも少しだけ多く紙コップに注いでいます。
部品に馴染ませるのも楽ですから。

新品のOリングは、傷を付けないよう注意しながら組みます。
ロッドに通す場合などは、ロッドにラップを被せてから組み付けると無用な傷を防げます(画像は通し終わってラップを破いた後)。
勿論、千切れたラップが挟まっていることなどないように(笑えない)。

ダンパー部のOHは、モーションコントロールユニットのOリングも交換して完了。
規定のオイル量を注いで完了です。
自分の使っているフォークのサービスデータのファイルを用意しておくと、慌てなくて済みますね♪

分解しなれた、エアースプリング側もOH完了。
ダストシールとフォームリングも交換です。
ダストシールは硬化していますが、タイヤレバーを使えば簡単に外せますね。

昔はガラス製のメスシリンダーを使っていたんだけど割ってしまって、今は Kijima の樹脂製の物を使っています。
南海部品等の、オートバイ部品店で購入可能です。
ただ使っていると、ガラス製の方がバシャバシャ遠慮なく溶剤で洗えるので、いいのかな?
あと計量物が少量だと、倒れやすいんですよね。
これから購入する方の参考になれば♪
雨で腐っても、出来ることをしっかりやるのが真の自転車乗り?なのです!

pvd Lightning 、めたくそカッコイイ!!
ドロハンなのに、この攻めまくりのジオメトリ。
98ST6 にロードのパーツを移植しようかと、本気で思った(笑)。

(via: peterverdone.com)
明日は Off the grid に行こうと思っているけど、なんか風邪を引いたっぽい。
ずっと働き通しだったからな、悪くならなければ良いけど...
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