山窩
自転車乗りにとっては、なんとも微妙な天気が続きますね。
まあ一日中自由に走れるのであれば、色々と選択肢があるとは思うのですが中々ね。
昨年までは、こんな天気であれば迷わずロードバイクで林道を走っていたのですが、近場の林道は殆ど訪れてしまったので...
んで、林道マニアが「異世界グラベル」と呼ぶ林道に行くか、古道探索か迷いましたが、薄日が出て来たので後者にしました。
そうそう、これだけネットが普及して情報が簡単に手に入るようになったのに、林道マニアが所在を確認できない林道が秩父にあると数年前に話題になってね。
種を明かせば、地理的な問題の他に、地元の人間や釣り師が呼ぶ俗称とかね(笑)。
まあ実際にも、走破するには難易度の高い林道ではあるんですけどね。
でも、「何でもググれば苦労なく知る事の出来る」このご時世に、ちょっとロマンのある話も良いよね♪

今回探索したのは、且つて集落と集落を結んでいた3km程の古道。
既に両集落とも廃集落になっており、本来の目的としては使われていないと思われますが、長い間使われた道なので踏み跡は濃く残っていると確信していました。

本来の用途では使われなくなった道ですが、戦後に植林された杉林なので倒木があってもなんとかなります。
それに樹高が高ければ、蜘蛛の巣が無くて快適です。


今回は標高の高い方の入り口が良く分からなかったので(後で理由が分かる)、登り勾配のルートで踏み跡を辿ります。
ひたすら自転車を押したり担いだりで登っていると、突如前方の視界が明るくなりました。
峠です。
いつ見ても鞍部にある峠は、こんな感じで美しい。

いつものセオリー通りなら、この後は快適な下りが待っている筈だったのですが...
峠の向こう側にある廃集落、且つての集落の名残で樹高の高い木が無い為一面シダ類に覆われていました。
それに加えて、ツングースカの大爆発の如く杉の木が折り重なるように倒れ、道を塞いでいました。
自転車を担ぎ、なるべく倒木の少ない方向に誘われるように向かうと、意図せず廃屋の跡地に。
割れたガラスが散乱し、下手をすれば釘を踏みにく可能性もあるでしょう。
急いで廃屋跡地から出ようとすれば、自転車が倒木に引っ掛かり、引き止められているようで気味が悪い。
ようやく折り重なった倒木で塞がれていた踏み跡の続きを見つけ、目的の林道に出て一安心。
しかし、この林道も廃林道でした。
いつもなら「もう林道に出るのか」と名残惜しく感じますが、今日は林道が恋しかった。
久しぶりに、しびれた山サイになりました。

突然ですが、且つて日本の山々に実在していた、山窩(サンカ)と呼ばれた人々をご存知ですか?
この春に山窩を題材とした映画「山歌」が公開され、近隣の映画館で公開されるのを待っているのですが未だ見れていません。
僕は数年前に、こちらで山窩について知りました。
秩父の山窩についての読み物です、興味のある方はどうぞ → 最後の山窩
山の妖精タケさん、魅力的ですね。
映画の方も、小向なるさん演じるハナの雨の中で歌うシーンは、健康的なエロティシズムに溢れ美しいらしいですよ。
まあ一日中自由に走れるのであれば、色々と選択肢があるとは思うのですが中々ね。
昨年までは、こんな天気であれば迷わずロードバイクで林道を走っていたのですが、近場の林道は殆ど訪れてしまったので...
んで、林道マニアが「異世界グラベル」と呼ぶ林道に行くか、古道探索か迷いましたが、薄日が出て来たので後者にしました。
そうそう、これだけネットが普及して情報が簡単に手に入るようになったのに、林道マニアが所在を確認できない林道が秩父にあると数年前に話題になってね。
種を明かせば、地理的な問題の他に、地元の人間や釣り師が呼ぶ俗称とかね(笑)。
まあ実際にも、走破するには難易度の高い林道ではあるんですけどね。
でも、「何でもググれば苦労なく知る事の出来る」このご時世に、ちょっとロマンのある話も良いよね♪

今回探索したのは、且つて集落と集落を結んでいた3km程の古道。
既に両集落とも廃集落になっており、本来の目的としては使われていないと思われますが、長い間使われた道なので踏み跡は濃く残っていると確信していました。

本来の用途では使われなくなった道ですが、戦後に植林された杉林なので倒木があってもなんとかなります。
それに樹高が高ければ、蜘蛛の巣が無くて快適です。


今回は標高の高い方の入り口が良く分からなかったので(後で理由が分かる)、登り勾配のルートで踏み跡を辿ります。
ひたすら自転車を押したり担いだりで登っていると、突如前方の視界が明るくなりました。
峠です。
いつ見ても鞍部にある峠は、こんな感じで美しい。

いつものセオリー通りなら、この後は快適な下りが待っている筈だったのですが...
峠の向こう側にある廃集落、且つての集落の名残で樹高の高い木が無い為一面シダ類に覆われていました。
それに加えて、ツングースカの大爆発の如く杉の木が折り重なるように倒れ、道を塞いでいました。
自転車を担ぎ、なるべく倒木の少ない方向に誘われるように向かうと、意図せず廃屋の跡地に。
割れたガラスが散乱し、下手をすれば釘を踏みにく可能性もあるでしょう。
急いで廃屋跡地から出ようとすれば、自転車が倒木に引っ掛かり、引き止められているようで気味が悪い。
ようやく折り重なった倒木で塞がれていた踏み跡の続きを見つけ、目的の林道に出て一安心。
しかし、この林道も廃林道でした。
いつもなら「もう林道に出るのか」と名残惜しく感じますが、今日は林道が恋しかった。
久しぶりに、しびれた山サイになりました。

突然ですが、且つて日本の山々に実在していた、山窩(サンカ)と呼ばれた人々をご存知ですか?
この春に山窩を題材とした映画「山歌」が公開され、近隣の映画館で公開されるのを待っているのですが未だ見れていません。
僕は数年前に、こちらで山窩について知りました。
秩父の山窩についての読み物です、興味のある方はどうぞ → 最後の山窩
山の妖精タケさん、魅力的ですね。
映画の方も、小向なるさん演じるハナの雨の中で歌うシーンは、健康的なエロティシズムに溢れ美しいらしいですよ。
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