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CURTISの溶接の事とか

今日も休出でしたorz

土曜日が仕事だとロードバイクに乗る機会が無いので、確実に太って来るんですよ。
僕の場合MTBに乗れない時にグラベルバイク、それも無理って時にロードバイクってパターンなので、休みが一日だとコンディションさえ問題なければロードに乗る機会がない訳で...


今日は鋼材とSUS304の異種金属同士のTIG溶接をしていたんだけど、この場合境界面で不足するクロムを多く含有しているSUS309の溶加棒を使うのですが、CURTISの溶接の事ばかり考えていました。

CURTISのフレームは確か真鍮ロウでロウ付けされているはずなのですが、そのロウ付けの技術が凄まじくてまるでTIG溶接のような溶接ビードなんですよね。

一般的にロウ付けされたフレームは綺麗にヤスリ掛けされるものが殆どで、極端な話CURTISのような綺麗な溶接面にならないからという理由も大いにあると思うんです。

他のウエルダーには無理でもCURTISはすっぴんで勝負が出来る、それぐらい凄い。

んで以前ネットで見掛たのですが、CURTISは実はTIG溶接でステンレスの溶加棒を使っているんじゃないかと...
確かに鋼材とステンレス鋼をTIG溶接すると、境界面が鈍く金色に輝くんですよね。

しかし原則的には鋼材とステンレス鋼では電位差があるので電蝕を起こしてしまうし、クラックの問題が付きまとう等、わざわざ鋼材同士の溶接にSUS棒を使うなんてあり得ないんですよね。

因みに自動車業界では電蝕対策を徹底していて、最近の自動車には金属モールが採用されていない若しくは採用されていても徹底して絶縁対策をしていて、エンジニアであれば電蝕について知らない方はいないでしょう。

また電蝕で起きた大きな事故としては、2007年8月那覇空港での中華航空ボーイング737-800型機の炎上事故が有名で、原因は整備時に絶縁ワッシャーの取付忘れによる電蝕だったようです。

自転車は割とスチールとステンレスとか、スチールとカーボンとか電位差のある組み合わせも多いんですよね。
勿論スチールとカーボンのハイブリッドフレームは、絶縁性のある接着剤を使うことが基本だと思いますが。

ちょっと脱線しましたが、色々と憶測が飛ぶくらい凄い技術ってことですよね!!
CURTISのオーナーさんは、本当に幸せ者ですね♪

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(via: singletrackworld.com)


家に帰ってから、やりたかったことを出来るだけやりました(涙)。

先ずは下駄足用MTBのフロントチェーンリングを、30T → 34Tに変更しました。
生意気にも?ナロー/ワイドのチェーンリングを奢っていたのですが、流石に30Tだと街乗りだと少し小さ過ぎるかなと。

そこで自転車小屋を漁って揃えたのが、シマノのHONEのバッシュガードと、ZEEの34Tのチェーンリング。
どちらも懐かしいパーツですが?使わずに仕舞い込んでいたので一応新品です(笑)。

バッシュを付けるのは、ズボンの裾の巻き込み防止を兼ねてのこと。

DSCN0244.jpg

ISISのクランクなのでコッタレスクランク抜きが必要ですが、最近はホロテクⅡばかりで暫く使っていなかったので工具を探すのが大変でした。

余り物で組んだ自転車ですが触れる機会が一番多いので、何だかんだ手を入れちゃいますね~。
これでまた少し、快適仕様になりました♪

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フルサスのベアリング抜き業務も済ませました。
スイングアームの方はプーラーは使わなくとも、スライディングハンマーで抜くことが出来ました。

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ベアリングプーラーを持っている方は、スライディングハンマーもあると便利ですね。
ボール盤と溶接機があれば簡単に作れる割に、効果は絶大です!!

動画の2:57から、登場します。
最初スパナの掛け方がたどたどしいのは、カメラのディスプレイ越しに手元を見ているからです(笑)。



夜になって嫁と買い物に行くと、スーパーの駐車場に非常に程度の良いダイハツ・タフトが停まっていました。
きっとオーナーさんが、大事にされているんでしょうね♪

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テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用

tag : メンテナンス

プロフィール

Danny T

「首都圏の秘境」と呼ばれる地を走る、雑食系バイカーのBLOGです♪

過去に腰椎骨折、椎間板ヘルニアでも、楽しく乗ります!

Author:Danny T


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