Monkey 98N7 PLUS3.0 ディテールチェック
台風一過とは行かない日曜日でしたね。
午前中は降ったり照ったりの繰り返しだったので、「道の駅あらかわ」の「鈴ひろ庵」にソフトクリームを食べに行ったり。
兎に角ソフトクリームのバリエーションが多くて、悩むのです。
相方は牛乳ソフトクリーム、僕は最後まで”行者にんにく”と”キウイ”とで悩んだものの無難に?後者を選択。
キウイはソフトクリームの甘さとキウイの酸味で間違いなかったけど、次回は行者にんにくを食べてみたい。

夕方に涼しくなってからグラベルバイクでダムまで走ろうと思ったものの、途中でパンク。
心が折れて、暗くなって来たし引き返しました(トホホ)。
しかしフレームポンプは大きいだけあって、普通のインフレーターよりも空気を入れるのが大分楽ですね。

そんな休日でしたが、そろそろ本題に。
Monkey 98N7 PLUS3.0(以下N7)のディテールをチェックして行きたいと思います。
N7はモンキーの正調275プラス・ブースト規格フレームとして、国内TIG溶接のオーダーフレームとなります。
フレームの製作を手掛けるのは、Co-Creation。
Co-Creationは、サンライズの高井さんを筆頭にBYOBのメンバーで構成されるフレームビルダー集団。
主にショップオリジナル・フレームを手掛け、空井戸さんのカルトスターも同門ですね。

実験機の 98ST7 PLUS3.0 PROTO(以下プロト)とのフレーム構成上の大きな相違点は、N7が昨今のムーブメントであるフロントシングルギアを想定していること。

プロトのBBシェル幅は83mmでしたが、N7は73mmを採用しています。
トレイルバイクとしてはクランクの選択肢も多く、好ましい選択ではないでしょうか?

タイヤのクリアランスは、WTB RANGER 27.5x3.0" でも十分なクリアランスを確保。
因みにリムは WTB アシム TCS で、35mm幅です。

フロント・チェーンリングのクリアランス。

現在32TでギリギリOKって感じですが、30Tなら全く問題ないでしょう。

それでは、フレームの造形を見て行きましょう。
ヘッドバッジはネジ止め式、しかもマイナス・ネジと言うサンライズっぽさ。
因みにレディーメイド・フレームにヘッドバッジを取り付けて貰う場合は、ロウ付けとなります。
ヘッドチューブは他のモンキー製フレームとは異なり、所謂44ヘッドを採用しています。
従って、ヘッドパーツは別売りとなります。
余談ですが、モンキーのレディーメイド・シリーズにヘッドパーツが付属するのは、より求めやすい価格にするためにノリさんが奔走して独自にTANGEのヘッドパーツを手配して下さって居るからなのです。
TANGEのカタログを見ても、この組み合わせが存在しないのはその為なのですが、各スモールパーツは別個に購入可能なのでご安心を。

ガセットプレートの形状も独自の物です。

TIG溶接のビードは、一瞬ナメ付けかと目を疑ったくらい繊細な?ビード。
溶け込みを確保しつつも出来るだけ入熱を少なくする為だろうけど、一体何ミリの溶加棒を使っているんだろう。
MIGの0.6mmのワイヤーでも使っているのかもね。
一般的には、溶接する板厚よりも細い溶加棒を使うのがセオリーです。

シートチューブは、440mmサイズはパイプの都合上で延長されているようです。
内径部はしっかりとリーマが通されていて、全く問題はありません。

TIG溶接フレームですが、エンドプレートはロウ付けでした。
これは推測するに、シートステイ&チェーンステイの端部のフタをロウ付けで施工している関係と思われます。
故にエッジが強調されて美しいし、微かに残るヤスリ目が愛おしい(笑)。
因みに台湾TIG溶接フレームは、チューブの端部は潰し加工が施されているのでTIG溶接となります。
面白いのは、ライジン製のロウ付けフレームにはエンドプレートのシートステイ&チェーンステイ差し込み部に溶接接手はなかったんですよ、当然ロウ付けですから。
しかしレディーメイドの台湾TIGフレームから、TIG溶接の為に溶接接手を設けたんですね。
このフレームのエンドプレート部はロウ付けですから、その辺りも経緯を知っていると楽しめる訳です。
この辺りを詳しく知りたい方は、Monkey 98ST プロトタイプ 長期レポートを読んでみて下さい。

そしてサンライズテイスト出まくり?なのが、スルーアクスル台座部分。
レーザーでカットされたステンレス・プレートが、3本のキャップボルトで固定されています。
内側のプレートは、ホイール着脱の際にブレーキ・ディスクでチェーンステイを削ってしまわぬよう後方に抜き差しするためのガイドで、この方式はレディーメイド・フレームにも施工方法は異なりますが採用されている優れた方式です。
言うまでもありませんが、エンド幅はブースト規格である148mmx12mmアクスルになります。

このように、ステンレス製のプレートでサンドイッチする構造です。
アクスルの座面を硬度の高い素材に替えるのはMAGURAのフォーク等も採用していますし、理にかなったものと思います。
(ハブの胴付部はスチールです)

以下は、アッセンブルされていたパーツ等。
フロントフォークは、27.5インチ ブースト規格用のSR-suntour Auron。
スタンチオン径はφ35mmの、所謂エンデューロをターゲットとしたフォーク。

クリアランスは、勿論問題ありません。
(タイヤはリアと同じ)

面白いのはエンデューロ用なので、フェンダーが標準で取り付け可能なこと。
やっぱりあった方が便利だし、副次的にダストシールの寿命も延びると思うしね。

僕には勿体ない装備ですが?ブレーキ・キャリパーは、SAINT の4ポッドでした。

季節柄なかなか満足にライド出来なさそうですが、しっかり乗り倒したいと思います!!

午前中は降ったり照ったりの繰り返しだったので、「道の駅あらかわ」の「鈴ひろ庵」にソフトクリームを食べに行ったり。
兎に角ソフトクリームのバリエーションが多くて、悩むのです。
相方は牛乳ソフトクリーム、僕は最後まで”行者にんにく”と”キウイ”とで悩んだものの無難に?後者を選択。
キウイはソフトクリームの甘さとキウイの酸味で間違いなかったけど、次回は行者にんにくを食べてみたい。

夕方に涼しくなってからグラベルバイクでダムまで走ろうと思ったものの、途中でパンク。
心が折れて、暗くなって来たし引き返しました(トホホ)。
しかしフレームポンプは大きいだけあって、普通のインフレーターよりも空気を入れるのが大分楽ですね。

そんな休日でしたが、そろそろ本題に。
Monkey 98N7 PLUS3.0(以下N7)のディテールをチェックして行きたいと思います。
N7はモンキーの正調275プラス・ブースト規格フレームとして、国内TIG溶接のオーダーフレームとなります。
フレームの製作を手掛けるのは、Co-Creation。
Co-Creationは、サンライズの高井さんを筆頭にBYOBのメンバーで構成されるフレームビルダー集団。
主にショップオリジナル・フレームを手掛け、空井戸さんのカルトスターも同門ですね。

実験機の 98ST7 PLUS3.0 PROTO(以下プロト)とのフレーム構成上の大きな相違点は、N7が昨今のムーブメントであるフロントシングルギアを想定していること。

プロトのBBシェル幅は83mmでしたが、N7は73mmを採用しています。
トレイルバイクとしてはクランクの選択肢も多く、好ましい選択ではないでしょうか?

タイヤのクリアランスは、WTB RANGER 27.5x3.0" でも十分なクリアランスを確保。
因みにリムは WTB アシム TCS で、35mm幅です。

フロント・チェーンリングのクリアランス。

現在32TでギリギリOKって感じですが、30Tなら全く問題ないでしょう。

それでは、フレームの造形を見て行きましょう。
ヘッドバッジはネジ止め式、しかもマイナス・ネジと言うサンライズっぽさ。
因みにレディーメイド・フレームにヘッドバッジを取り付けて貰う場合は、ロウ付けとなります。
ヘッドチューブは他のモンキー製フレームとは異なり、所謂44ヘッドを採用しています。
従って、ヘッドパーツは別売りとなります。
余談ですが、モンキーのレディーメイド・シリーズにヘッドパーツが付属するのは、より求めやすい価格にするためにノリさんが奔走して独自にTANGEのヘッドパーツを手配して下さって居るからなのです。
TANGEのカタログを見ても、この組み合わせが存在しないのはその為なのですが、各スモールパーツは別個に購入可能なのでご安心を。

ガセットプレートの形状も独自の物です。

TIG溶接のビードは、一瞬ナメ付けかと目を疑ったくらい繊細な?ビード。
溶け込みを確保しつつも出来るだけ入熱を少なくする為だろうけど、一体何ミリの溶加棒を使っているんだろう。
MIGの0.6mmのワイヤーでも使っているのかもね。
一般的には、溶接する板厚よりも細い溶加棒を使うのがセオリーです。

シートチューブは、440mmサイズはパイプの都合上で延長されているようです。
内径部はしっかりとリーマが通されていて、全く問題はありません。

TIG溶接フレームですが、エンドプレートはロウ付けでした。
これは推測するに、シートステイ&チェーンステイの端部のフタをロウ付けで施工している関係と思われます。
故にエッジが強調されて美しいし、微かに残るヤスリ目が愛おしい(笑)。
因みに台湾TIG溶接フレームは、チューブの端部は潰し加工が施されているのでTIG溶接となります。
面白いのは、ライジン製のロウ付けフレームにはエンドプレートのシートステイ&チェーンステイ差し込み部に溶接接手はなかったんですよ、当然ロウ付けですから。
しかしレディーメイドの台湾TIGフレームから、TIG溶接の為に溶接接手を設けたんですね。
このフレームのエンドプレート部はロウ付けですから、その辺りも経緯を知っていると楽しめる訳です。
この辺りを詳しく知りたい方は、Monkey 98ST プロトタイプ 長期レポートを読んでみて下さい。

そしてサンライズテイスト出まくり?なのが、スルーアクスル台座部分。
レーザーでカットされたステンレス・プレートが、3本のキャップボルトで固定されています。
内側のプレートは、ホイール着脱の際にブレーキ・ディスクでチェーンステイを削ってしまわぬよう後方に抜き差しするためのガイドで、この方式はレディーメイド・フレームにも施工方法は異なりますが採用されている優れた方式です。
言うまでもありませんが、エンド幅はブースト規格である148mmx12mmアクスルになります。

このように、ステンレス製のプレートでサンドイッチする構造です。
アクスルの座面を硬度の高い素材に替えるのはMAGURAのフォーク等も採用していますし、理にかなったものと思います。
(ハブの胴付部はスチールです)

以下は、アッセンブルされていたパーツ等。
フロントフォークは、27.5インチ ブースト規格用のSR-suntour Auron。
スタンチオン径はφ35mmの、所謂エンデューロをターゲットとしたフォーク。

クリアランスは、勿論問題ありません。
(タイヤはリアと同じ)

面白いのはエンデューロ用なので、フェンダーが標準で取り付け可能なこと。
やっぱりあった方が便利だし、副次的にダストシールの寿命も延びると思うしね。

僕には勿体ない装備ですが?ブレーキ・キャリパーは、SAINT の4ポッドでした。

季節柄なかなか満足にライド出来なさそうですが、しっかり乗り倒したいと思います!!

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