Scotch 8898 ~ チューブレス用リムテープの代用品 ~
以前少し触れましたが、チューブレス用のリムテープの代用品に Scotch(3M)の8898 テープが使えるという情報を得ました。
そこで実際に使用に耐えうるものなのか、実験してみました。

こちらが、品番 8898 テープです。
僕が把握している限りでは、テープの幅は12mm、18mm、24mm、48mmの5種類。
巻きは何れも55M巻きなので、一体ホイール何本分になるでしょうか?
因みに、24mmx55M のテープが350円程でした。

実際にテープを施工してみた際の感想です。
テープの感触自体は、NOTUBE の黄色テープ(以下、黄色テープ)に良く似た質感です。
しかし、若干薄手のような気もします。
リムに巻いてみると、黄色テープもそうですが柔軟さに欠けるテープなので気泡を入れることなく巻くのは難しいです。
粘着力は黄色テープと比較して若干落ちる気がするので、気泡は更に入りやすいです。
特に、リムの断面に凹凸があるリムだと難易度が高いですね。
チューブレス化に際しては、テープをリムの中央部のニップルの穴がある面に如何に気泡を入れずに施工するかが肝のようなので、黄色テープよりも巻き辛いという感想です。
しかしこの時点では、テープ施工後にタイヤとチューブを嵌めて空気を入れリムとテープを密着させるので、ある程度気泡は追い出せると判断していました。

それともう一つ、重要な注意点があることが分かりました。
テープと言うのは、切れ易い方向性がある物があります。
例えばガムテープこと布テープは、手でちぎり易いよう横方向は切れ易いですよね?
この 8898 は決して切れ易い訳ではないのですが、鋭利な物で切れ目が入ると縦方向に裂けやすいのです。
※メーカーのサイトで調べた所、補強のためのガラス繊維は入っていないそうです。
特にバルブ用の穴を開ける際には、鋭利なもので突くと必ず縦方向に裂けます。
セオリー通り、半田コテで溶かしてあけるのがベストでしょう。

一回目の実験では、バルブホールの部分を10cmオーバーラップさせて、2周巻きました。
どうしても気泡が入ってしまう為に丁寧に巻くのを放棄して(笑)、チューブで気泡を追い出す作戦にしました。
いざ、タイヤ&チューブを嵌めて空気を入れて一晩置き、テープが密着しているか観察してみました。
結果は、ほぼ問題なく密着していた物の、丁寧に貼り付けなかった影響で出たシワにより引っ張られた部分が数か所裂けていました。
裂け目は、やはり縦方向ですね。

上記を踏まえ、2回目は気泡を追い出しながら丁寧に根気強く巻いてみました。
巻き数は同じく2周ですが、今度は無事に成功しました。
以上を踏まえ、現時点で言えることは。
①. テープが柔軟性に欠けるので、リムの断面が凹凸があるリムの場合施工が難しい。
②. 取り扱いを間違うと、縦方向に裂ける可能性がある。
③. ②と重複するが強度的に劣る可能性があるので、ロード用タイヤ等の高圧での使用は不安が残る。
上記した点に注意すれば、チューブレス用のリムテープとして使うことは可能です。
また重要な気密性についても、シーラントを入れて1週間経過しますが目に見えてエアが抜けている様子はありません。
しかし、くれぐれも自己責任でお願いします。
事故等が発生しても、当方は責任は取りませんので悪しからず。
僕としては、専用のリムテープでラインナップに無い48mm幅のテープがあるのが魅力かな?とも思います。
プラスサイズ用の、幅広リム用のテープとしてね。

以下、チューブレスのビード上げの事例として。
今回はTLR用のリムと普通のタイヤの組み合わせなので、そのままではビードが上がりません。
そこで僕が使う手段は、一旦タイヤとチューブを嵌めて空気を入れビードを上げます。
空気を抜いて、片側だけビードを落としチューブを抜きます。
運が良ければ、これで空気を入れてビードが上がる場合もありますが、組み合わせによっては全くダメですね。
駄目な時は、タンクは勿論コンプレッサーを使っても上がりません。
こうなると、ビード部分に水を吹いたり、タイヤ外周にタイダウンを巻いたりと色々なアイデアがあるようです。
僕の場合はガムテープでビードが落ちている側を目張りしてしまいます、見た目は悪いけどね。
目張りをする際には、丁寧に隙間が無いように。
しかし、ビード付近まで貼り込んでしまうとビードが上がった時に噛みこんでしまう可能性があるので、少し浮かせて置きましょう。

この状態で空気を入れて、空気の漏れる音がしたらテープを密着させる。
漏れる音がし無くなれば、ほぼ間違いなくビードは上がります。
勿論、最初の段階でどちらのビードも上がらない組み合わせでは、お手上げですね。
応用で両側に目張りをすれば、もしかしたら可能かもしれませんが(笑)。
チューブレスで検索してみると本当に面白いよね、みんな色々な工夫をしているんだよね。
僕は未だ、リム、タイヤ共にチューブレス用若しくはTLR用の組み合わせを体験していないので、一発でビードが上がったら感動しちゃうんだろうな(笑)。
そこで実際に使用に耐えうるものなのか、実験してみました。

こちらが、品番 8898 テープです。
僕が把握している限りでは、テープの幅は12mm、18mm、24mm、48mmの5種類。
巻きは何れも55M巻きなので、一体ホイール何本分になるでしょうか?
因みに、24mmx55M のテープが350円程でした。

実際にテープを施工してみた際の感想です。
テープの感触自体は、NOTUBE の黄色テープ(以下、黄色テープ)に良く似た質感です。
しかし、若干薄手のような気もします。
リムに巻いてみると、黄色テープもそうですが柔軟さに欠けるテープなので気泡を入れることなく巻くのは難しいです。
粘着力は黄色テープと比較して若干落ちる気がするので、気泡は更に入りやすいです。
特に、リムの断面に凹凸があるリムだと難易度が高いですね。
チューブレス化に際しては、テープをリムの中央部のニップルの穴がある面に如何に気泡を入れずに施工するかが肝のようなので、黄色テープよりも巻き辛いという感想です。
しかしこの時点では、テープ施工後にタイヤとチューブを嵌めて空気を入れリムとテープを密着させるので、ある程度気泡は追い出せると判断していました。

それともう一つ、重要な注意点があることが分かりました。
テープと言うのは、切れ易い方向性がある物があります。
例えばガムテープこと布テープは、手でちぎり易いよう横方向は切れ易いですよね?
この 8898 は決して切れ易い訳ではないのですが、鋭利な物で切れ目が入ると縦方向に裂けやすいのです。
※メーカーのサイトで調べた所、補強のためのガラス繊維は入っていないそうです。
特にバルブ用の穴を開ける際には、鋭利なもので突くと必ず縦方向に裂けます。
セオリー通り、半田コテで溶かしてあけるのがベストでしょう。

一回目の実験では、バルブホールの部分を10cmオーバーラップさせて、2周巻きました。
どうしても気泡が入ってしまう為に丁寧に巻くのを放棄して(笑)、チューブで気泡を追い出す作戦にしました。
いざ、タイヤ&チューブを嵌めて空気を入れて一晩置き、テープが密着しているか観察してみました。
結果は、ほぼ問題なく密着していた物の、丁寧に貼り付けなかった影響で出たシワにより引っ張られた部分が数か所裂けていました。
裂け目は、やはり縦方向ですね。

上記を踏まえ、2回目は気泡を追い出しながら丁寧に根気強く巻いてみました。
巻き数は同じく2周ですが、今度は無事に成功しました。
以上を踏まえ、現時点で言えることは。
①. テープが柔軟性に欠けるので、リムの断面が凹凸があるリムの場合施工が難しい。
②. 取り扱いを間違うと、縦方向に裂ける可能性がある。
③. ②と重複するが強度的に劣る可能性があるので、ロード用タイヤ等の高圧での使用は不安が残る。
上記した点に注意すれば、チューブレス用のリムテープとして使うことは可能です。
また重要な気密性についても、シーラントを入れて1週間経過しますが目に見えてエアが抜けている様子はありません。
しかし、くれぐれも自己責任でお願いします。
事故等が発生しても、当方は責任は取りませんので悪しからず。
僕としては、専用のリムテープでラインナップに無い48mm幅のテープがあるのが魅力かな?とも思います。
プラスサイズ用の、幅広リム用のテープとしてね。

以下、チューブレスのビード上げの事例として。
今回はTLR用のリムと普通のタイヤの組み合わせなので、そのままではビードが上がりません。
そこで僕が使う手段は、一旦タイヤとチューブを嵌めて空気を入れビードを上げます。
空気を抜いて、片側だけビードを落としチューブを抜きます。
運が良ければ、これで空気を入れてビードが上がる場合もありますが、組み合わせによっては全くダメですね。
駄目な時は、タンクは勿論コンプレッサーを使っても上がりません。
こうなると、ビード部分に水を吹いたり、タイヤ外周にタイダウンを巻いたりと色々なアイデアがあるようです。
僕の場合はガムテープでビードが落ちている側を目張りしてしまいます、見た目は悪いけどね。
目張りをする際には、丁寧に隙間が無いように。
しかし、ビード付近まで貼り込んでしまうとビードが上がった時に噛みこんでしまう可能性があるので、少し浮かせて置きましょう。

この状態で空気を入れて、空気の漏れる音がしたらテープを密着させる。
漏れる音がし無くなれば、ほぼ間違いなくビードは上がります。
勿論、最初の段階でどちらのビードも上がらない組み合わせでは、お手上げですね。
応用で両側に目張りをすれば、もしかしたら可能かもしれませんが(笑)。
チューブレスで検索してみると本当に面白いよね、みんな色々な工夫をしているんだよね。
僕は未だ、リム、タイヤ共にチューブレス用若しくはTLR用の組み合わせを体験していないので、一発でビードが上がったら感動しちゃうんだろうな(笑)。
スポンサーサイト