太いタイヤを履くと、本当に下手になるのか?
昨今、プラスサイズ規格のタイヤもすっかり定着した感がありますね。
僕の予想ではBTRが元祖のスラックしたヘッドアングルやフォワードジオメトリ等の近代的なジオメトリを得て生き返ったハードテールバイク、そして強力なアシストを活かすためのトラクションを確保するためにe-MTBをメインに使われて行くのではないかと予想しています。
それ以外でも、「エアーボリュームは正義」と言うのは確かなようで、普通幅(以下、比較の為ナローと表記)のタイヤでもワイド化が受け入れられ、2.6"幅近辺のタイヤが増えて行くのではないでしょうか。
さて、ネットで良く目にする「太いタイヤを履くと、下手になる」という意見、皆さんはどう思われますか?
こればかりは、実際に両方の自転車を運用している人でないと何とも言えないでしょう。
誰かが言っていたのを、単に知ったかぶりで言っている人は論外ですね(笑)。
実は僕も太いタイヤを使い始めた頃は、そのスタビリティーの高さに同様に感じたものです。
しかしながら両者を乗り込んで行くうちに、浅はかな考えだったと再考させられました。
丁度、同じトレイルを26"ミッドファットと24"(敢えてナローと表現)で走っている動画があったので、継ぎ接ぎ編集してみました。
レベルが低い動画なので比較・検証までは至りませんが、何となく操縦性の違いなどを感じて戴ければと。
因みに使用タイヤサイズは、
26"Mid-Fat : Surly DirtWizard 26x2.75"
24"Narrow : DMR MotoDigger 24x2.35"
何で上記組み合わせなのかと問われると「僕が所有している自転車だから」としか言えないのですが、同じナロータイヤでも24"はよりクイックですから、より映像で違いを感じられるのでは?という狙いもあります。
実際に、この2台を同じトレイルで走ってみても操縦性が全く異なる物だと感じているのは、実際に乗ってみた僕が一番分かっているですけどね、上手く伝えられる手段が他に見つからない。

結果は、多分皆さんがイメージされているものとあまり差異はありません。
太いタイヤは、凄く挙動が安定しているんです。
誤解を受けることを承知で書くと、上質なショートストロークのフルサスに乗っているかのような印象です。
(勿論、エアーボリュームと空気圧のさじ加減次第ですが)
ただこれを単純に「乗ると下手になる」と捉えてもいいのでしょうか?
これからテクニックを磨きたい人と、ある程度のテクニックを持っている人では、太いタイヤのメリットは違うのでは?
初心者さんが乗ったなら、路面の凸凹にも姿勢を乱し難く、安心して乗れるのではないでしょうか?
確かにテクニックを身に着けるには遠回りになるかもしれないけれど、その前にトレイルライドが難しいとか怖いと感じてしまったらどうでしょう。
中級者さんでも、一緒にライドしている仲間に付いて行けず悩んでいる人もいるかもしれません。
勿論、常識外のスピードを出すのは論外ですが、ぶっちゃけた話、やはり仲間と一緒に楽しみたいと思うんです。
そんな方達にも、ハード面でアシストしてくれるのは素晴らしいことだと個人的には思います。
但し最近のMTBは高性能化が進んで、自分のスキル以上のスピードを出してしまいコントロール不能になる可能性も否めません。
その辺りは自転車を販売したショップや仲間が、基礎的なテクニックを指導してあげるべきでしょう。
また、十分なスキルを持った人が太いタイヤのMTBに乗ったなら、今までよりもアグレッシブなラインを楽しめるかもしれません。
上級者なら外乱に強いという長所を、自分のスタイルに合わせて活かすことが出来るでしょう。
上手い人は何に乗っても上手、乗り物系の趣味での「あるある」ですね。
決して、下手になることはないでしょう。
上手い人は単に自転車を操るのに長けているだけでなく、きっとその自転車の長所を直ぐに察して操れるんだと思います。
僕も、そうなりたいものです(汗)。

細いタイヤは太いタイヤと比較すると、神経質な面があることは否めませんが、純粋にコントロールを楽しむという気持ち良さはありますね。
それと、動画のバームを走っている場面を見て戴けると分かるかもしれませんが、一般的に細いタイヤ(ホイール)は物理的にマスが小さくなるので、加減速のレスポンスが良い為に気持ち良いのです。
バームを駆け上がる時に速度エネルギーから位置エネルギーに変換されて、掛け降りる時は位置エネルギーから速度エネルギーに変換される。
この時のレスポンスがとても良いのです、一般的にはジェットコースター気分とか、G(重力加速度)ってヤツですね!
逆に太いタイヤや大径タイヤは慣性が大きく働くので、一旦ホイールが回転し出すと回転が落ちにくく、巡行性が高いと言われますよね。
もうメリットもデメリットも、使い方次第でどちらにもなる訳です(笑)。
以上を踏まえると、個人的にはどちらも楽しいし、タイヤの太さが単純にライディング・スキルに結び付くとも思えません。
但し初心者さんには、ライディングやトレイルライド自体を安心して楽しめる方を、個人的にはオススメしたいですね。
こんなことを言うと、怒られてしまうかも知れませんが ↓
「太いタイヤを履くと下手になる」
これは案外、自分よりもテクニックで劣ると思っていた人が太いタイヤにしたら付いて来るので、自称上級者さんから苦し紛れに出ちゃったセリフなのかも知れません...
苦労した方が偉いとか、俺等も苦労したんだからお前らも苦労しろみたいな、日本人の「ど根性精神」みたいなのが垣間見れて、アレだなあと(汗)。
自転車、特にMTBは楽しんだもん勝ち!
他人様に迷惑を掛けないという前提ですが、お気に入りの自転車で楽しむのが一番。
テクニックも大事ですが、MTBは何より楽しく乗りたいものですね♪
僕の予想ではBTRが元祖のスラックしたヘッドアングルやフォワードジオメトリ等の近代的なジオメトリを得て生き返ったハードテールバイク、そして強力なアシストを活かすためのトラクションを確保するためにe-MTBをメインに使われて行くのではないかと予想しています。
それ以外でも、「エアーボリュームは正義」と言うのは確かなようで、普通幅(以下、比較の為ナローと表記)のタイヤでもワイド化が受け入れられ、2.6"幅近辺のタイヤが増えて行くのではないでしょうか。
さて、ネットで良く目にする「太いタイヤを履くと、下手になる」という意見、皆さんはどう思われますか?
こればかりは、実際に両方の自転車を運用している人でないと何とも言えないでしょう。
誰かが言っていたのを、単に知ったかぶりで言っている人は論外ですね(笑)。
実は僕も太いタイヤを使い始めた頃は、そのスタビリティーの高さに同様に感じたものです。
しかしながら両者を乗り込んで行くうちに、浅はかな考えだったと再考させられました。
丁度、同じトレイルを26"ミッドファットと24"(敢えてナローと表現)で走っている動画があったので、継ぎ接ぎ編集してみました。
レベルが低い動画なので比較・検証までは至りませんが、何となく操縦性の違いなどを感じて戴ければと。
因みに使用タイヤサイズは、
26"Mid-Fat : Surly DirtWizard 26x2.75"
24"Narrow : DMR MotoDigger 24x2.35"
何で上記組み合わせなのかと問われると「僕が所有している自転車だから」としか言えないのですが、同じナロータイヤでも24"はよりクイックですから、より映像で違いを感じられるのでは?という狙いもあります。
実際に、この2台を同じトレイルで走ってみても操縦性が全く異なる物だと感じているのは、実際に乗ってみた僕が一番分かっているですけどね、上手く伝えられる手段が他に見つからない。

結果は、多分皆さんがイメージされているものとあまり差異はありません。
太いタイヤは、凄く挙動が安定しているんです。
誤解を受けることを承知で書くと、上質なショートストロークのフルサスに乗っているかのような印象です。
(勿論、エアーボリュームと空気圧のさじ加減次第ですが)
ただこれを単純に「乗ると下手になる」と捉えてもいいのでしょうか?
これからテクニックを磨きたい人と、ある程度のテクニックを持っている人では、太いタイヤのメリットは違うのでは?
初心者さんが乗ったなら、路面の凸凹にも姿勢を乱し難く、安心して乗れるのではないでしょうか?
確かにテクニックを身に着けるには遠回りになるかもしれないけれど、その前にトレイルライドが難しいとか怖いと感じてしまったらどうでしょう。
中級者さんでも、一緒にライドしている仲間に付いて行けず悩んでいる人もいるかもしれません。
勿論、常識外のスピードを出すのは論外ですが、ぶっちゃけた話、やはり仲間と一緒に楽しみたいと思うんです。
そんな方達にも、ハード面でアシストしてくれるのは素晴らしいことだと個人的には思います。
但し最近のMTBは高性能化が進んで、自分のスキル以上のスピードを出してしまいコントロール不能になる可能性も否めません。
その辺りは自転車を販売したショップや仲間が、基礎的なテクニックを指導してあげるべきでしょう。
また、十分なスキルを持った人が太いタイヤのMTBに乗ったなら、今までよりもアグレッシブなラインを楽しめるかもしれません。
上級者なら外乱に強いという長所を、自分のスタイルに合わせて活かすことが出来るでしょう。
上手い人は何に乗っても上手、乗り物系の趣味での「あるある」ですね。
決して、下手になることはないでしょう。
上手い人は単に自転車を操るのに長けているだけでなく、きっとその自転車の長所を直ぐに察して操れるんだと思います。
僕も、そうなりたいものです(汗)。

細いタイヤは太いタイヤと比較すると、神経質な面があることは否めませんが、純粋にコントロールを楽しむという気持ち良さはありますね。
それと、動画のバームを走っている場面を見て戴けると分かるかもしれませんが、一般的に細いタイヤ(ホイール)は物理的にマスが小さくなるので、加減速のレスポンスが良い為に気持ち良いのです。
バームを駆け上がる時に速度エネルギーから位置エネルギーに変換されて、掛け降りる時は位置エネルギーから速度エネルギーに変換される。
この時のレスポンスがとても良いのです、一般的にはジェットコースター気分とか、G(重力加速度)ってヤツですね!
逆に太いタイヤや大径タイヤは慣性が大きく働くので、一旦ホイールが回転し出すと回転が落ちにくく、巡行性が高いと言われますよね。
もうメリットもデメリットも、使い方次第でどちらにもなる訳です(笑)。
以上を踏まえると、個人的にはどちらも楽しいし、タイヤの太さが単純にライディング・スキルに結び付くとも思えません。
但し初心者さんには、ライディングやトレイルライド自体を安心して楽しめる方を、個人的にはオススメしたいですね。
こんなことを言うと、怒られてしまうかも知れませんが ↓
「太いタイヤを履くと下手になる」
これは案外、自分よりもテクニックで劣ると思っていた人が太いタイヤにしたら付いて来るので、自称上級者さんから苦し紛れに出ちゃったセリフなのかも知れません...
苦労した方が偉いとか、俺等も苦労したんだからお前らも苦労しろみたいな、日本人の「ど根性精神」みたいなのが垣間見れて、アレだなあと(汗)。
自転車、特にMTBは楽しんだもん勝ち!
他人様に迷惑を掛けないという前提ですが、お気に入りの自転車で楽しむのが一番。
テクニックも大事ですが、MTBは何より楽しく乗りたいものですね♪
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シュレッダーバルブのリムのチューブレス化に挑戦
秋の長雨でしょうか、暫く太陽の顔は拝めそうにありませんね...
まあ僕的には仕事が忙しくて、腰の調子が悪いので安静ですかね。
さてさて、今回も一般的には全く参考にならないニッチな記事です(笑)。
先ずはタイトルの通り、シュレッダーバルブ用のリムのチューブレス化に挑戦してみました。
チューブレス化が一般的になった昨今ですが、広義の意味でチューブレスに対応しているリムの殆どがフレンチバルブ用です。
最初に断っておくのは、今回は使用するリム、タイヤ共にチューブレス化に対応していないと言うことです。
シュレッダーバルブ云々の他にも、難関が多いってことで(笑)。
自転車用のチューブレス用のシュレッダーバルブも無いことは無いのですが、一般的ではありません。
しかし、身近な所でバルブは安価で手に入ります。
オートバイ用のチューブレスバルブです。
バイク用品店で買ったので800円でしたが、ネットではもっと安価に入手できるようです。

バルブ自体はこんな感じ。
バルブをリムに通してナットを締め上げれば、パッキンが密着して気密が保たれるでしょう。
機能的には十分な物ですが、オートバイ用と言うこともあり鉄か真鍮か分かりませんが重いのが難点かな。

ここまでは順調?ですが、難関はこれからです...
使用するタイヤは Specializede BigRoller 24x2.8"、リムは Spank Tweet Tweet Rim とチューブレスは勿論 TLR にも対応していません。
Spank のリムは「チューブレス化に際し手強い」という話を聞きます。
更に今件のリムは、バルブ部分が凸形状の断面でバルブのパッキンが密着し辛い形状です。
なのでパッキンにシリコンを塗って、ナットを締めて気密を確保します。

リムテープは Notube の黄色テープを2重に巻いて、タイヤとチューブを嵌めて空気を入れて一晩置き、リムとテープの密着を確保しました。
もうここまで来たら、バルブ周りの対策は万全でしょう。
これで駄目だとしたら、リムとタイヤのビードの相性ですね...

結果、やっぱり駄目でした。
エアータンクを使ってビードを上げようと試みましたが、全くダメでした...
リムかタイヤ、どちらかがチューブレス若しくはTLRに対応していればハードルは下がると思うのですが。
勿論世の中には情熱と工夫で、どんな組み合わせでもチューブレス化をする方もおられますが、僕にはそこまでの情熱は湧きませんでした(直ぐに嫌になった)。
正しバルブ周りはこれで十分だと思うので、リムとタイヤの組み合わせ次第だと思います。
今後、チューブレスに対応したリムでホイールを組んだなら、挑戦します。
でも現実的には、24インチでの組み合わせでは難しいのかな...

あとついでにもう一つ。
現在15mmTA用のホイールを 9mmQR用のカーボンフォークに装着しているのですが、取り付けにはこんな懐かしいパーツを使用しています。
フロント・ホイールのアクスルが、15mmTA に移行する際の過渡期に出て来たパーツですね。
昔買って仕舞い込んであったのを、引っ張り出して来ました。
んが袋からも出していなかったのに、両端に付いているはずのOリングが付いていなかったよ、流石中華製(笑)。

Oリングが入っていないと微妙なクリアランスを吸収出来ないので、手持ちのOリングを漁って適当に嵌めました。
こう言うことがあるから、Oリングも捨てられないのよ...

こんな感じです。
すっかり廃れた感のある 9mmQR ですが、15mmTAが出るまでは皆さん普通に使っていた訳で、全く使えないなんてことはありません。
そりゃあ、15mmTA の方が性能や使い勝手が良いのは勿論ですがね。
リジッドフォークなら、十分って気もします。

まあ僕的には仕事が忙しくて、腰の調子が悪いので安静ですかね。
さてさて、今回も一般的には全く参考にならないニッチな記事です(笑)。
先ずはタイトルの通り、シュレッダーバルブ用のリムのチューブレス化に挑戦してみました。
チューブレス化が一般的になった昨今ですが、広義の意味でチューブレスに対応しているリムの殆どがフレンチバルブ用です。
最初に断っておくのは、今回は使用するリム、タイヤ共にチューブレス化に対応していないと言うことです。
シュレッダーバルブ云々の他にも、難関が多いってことで(笑)。
自転車用のチューブレス用のシュレッダーバルブも無いことは無いのですが、一般的ではありません。
しかし、身近な所でバルブは安価で手に入ります。
オートバイ用のチューブレスバルブです。
バイク用品店で買ったので800円でしたが、ネットではもっと安価に入手できるようです。

バルブ自体はこんな感じ。
バルブをリムに通してナットを締め上げれば、パッキンが密着して気密が保たれるでしょう。
機能的には十分な物ですが、オートバイ用と言うこともあり鉄か真鍮か分かりませんが重いのが難点かな。

ここまでは順調?ですが、難関はこれからです...
使用するタイヤは Specializede BigRoller 24x2.8"、リムは Spank Tweet Tweet Rim とチューブレスは勿論 TLR にも対応していません。
Spank のリムは「チューブレス化に際し手強い」という話を聞きます。
更に今件のリムは、バルブ部分が凸形状の断面でバルブのパッキンが密着し辛い形状です。
なのでパッキンにシリコンを塗って、ナットを締めて気密を確保します。

リムテープは Notube の黄色テープを2重に巻いて、タイヤとチューブを嵌めて空気を入れて一晩置き、リムとテープの密着を確保しました。
もうここまで来たら、バルブ周りの対策は万全でしょう。
これで駄目だとしたら、リムとタイヤのビードの相性ですね...

結果、やっぱり駄目でした。
エアータンクを使ってビードを上げようと試みましたが、全くダメでした...
リムかタイヤ、どちらかがチューブレス若しくはTLRに対応していればハードルは下がると思うのですが。
勿論世の中には情熱と工夫で、どんな組み合わせでもチューブレス化をする方もおられますが、僕にはそこまでの情熱は湧きませんでした(直ぐに嫌になった)。
正しバルブ周りはこれで十分だと思うので、リムとタイヤの組み合わせ次第だと思います。
今後、チューブレスに対応したリムでホイールを組んだなら、挑戦します。
でも現実的には、24インチでの組み合わせでは難しいのかな...

あとついでにもう一つ。
現在15mmTA用のホイールを 9mmQR用のカーボンフォークに装着しているのですが、取り付けにはこんな懐かしいパーツを使用しています。
フロント・ホイールのアクスルが、15mmTA に移行する際の過渡期に出て来たパーツですね。
昔買って仕舞い込んであったのを、引っ張り出して来ました。
んが袋からも出していなかったのに、両端に付いているはずのOリングが付いていなかったよ、流石中華製(笑)。

Oリングが入っていないと微妙なクリアランスを吸収出来ないので、手持ちのOリングを漁って適当に嵌めました。
こう言うことがあるから、Oリングも捨てられないのよ...

こんな感じです。
すっかり廃れた感のある 9mmQR ですが、15mmTAが出るまでは皆さん普通に使っていた訳で、全く使えないなんてことはありません。
そりゃあ、15mmTA の方が性能や使い勝手が良いのは勿論ですがね。
リジッドフォークなら、十分って気もします。

シマノ SLX(FC-M665)クランク クラック?について
ちょっと前にポストしたSLXクランクのクラックの件、色々ありましたが勉強になったので記述しておきます。
問題の画像が、コレ。
使用期間は3年を超えていますが、ショップの店長に相談して、シマノに送って下さることになりました。

店長が送る前にシマノに問い合わせてくれた所、保証期間である3年を経過した物は、如何なる場合に於いても保証の対象にはならないとのこと。
また「巣」が入っていないかX線検査等も、保証期間を過ぎたものに関しては行わないとのこと。
保証云々は関係なしに見て欲しいと店長に無理を言って送って頂きましたが、結果的には変わりませんでした。
但し、保証期間の過ぎたものは対象外と言うのは、曖昧さを残さず明確で、それがシマノの企業理念と理解出来ました。
シマノを擁護する訳では決してありませんが、その分シマノは保証期間内のクレーム対象品に関しては、あまり深く詮索せず新品を送って来るという事実もあるようです。
僕も油圧ブレーキのお漏らしで(BR-M785)、2回お世話になっていますし(爆)。
まあでも自動車関係等の仕事をしている人から見たら、不具合内容を知らせず新品を送って来るというやり方は、僕も含めて抵抗があるという方も多いのではないかと思いますけどね(汗)。
僕は以前勤めていたメーカーで、新製品の試作品のテストから量産試作、量産品のテストをして市場に送り出す仕事をしてました。
量産開始後は生産をしながら信頼性試験を実施し、問題が発生すると設計にフィードバックを掛ける仕事ですが、やはり一番過酷な試験場はユーザーが使っている市場なんですよ。
僕は、日本全国のサービスセンターから送られてきた修理品を全てチェックして、対策が必要と思われる不具合を設計部門にフィードバック、そんなモノ造りをしていました。
勿論、それをシマノに求めるつもりなんて全くなくて、現実として僕が務めていたメーカーはブランド名こそ残っていますが吸収されてしまい、市場では弱者だった訳です。
(ちょっとカテゴリーが違うけど)
シマノは凄く健全な企業ですから、シマノのやり方も正しいと言うことは、少なくとも市場が証明しているのかな?
まじめ過ぎも良くないってことかもね?
新製品のテスト用に雑誌社に貸し出す製品の選定も任されていたけど、「スペックが真面目過ぎる」って書かれてた(爆)。
すみません、脱線しました(笑)。
「そういうことなら、スペアパーツを買います!」と言うことで、新品の左側クランクが届きました。
流石に在庫はあまり無いようで、シマノ本社から送って頂いたそうです。
「やっとこれで、乗れるじゃーん!」と思ったら、「アリ?これにもクラックらしきものが既に入っていますけど」...
因みにロットナンバーを見ると、生産工場も異なるようでした。
これって、かなり高い確率なんじゃ(汗)。
店長に再びシマノに送り返して頂き、シマノからは品質管理部門に回すので時間を下さいとのこと。
今度は新品だから、検査もして頂けるようです♪

そして1週間後、結果が出ました。
結果としては、このクラック状の物はホローテックの製造過程で発生するもので品質上問題なく、目立つ目立たないは在っても全てのこの型の製品に存在するとのこと。
どうも鍛造時の合わせ部分がこの部分になるようです。
因みにクラック状の隙間は、ペダル軸部の深さまで到達しているとのこと。
そういうことであれば納得できたのですが、店長とも話したけど「なんか紛らわしいよね!」って。
穴にしちゃうとか、座ぐってフタするとかさー(爆)。

ってことで結論、この型のクランクの端部のクラック状の隙間は問題なし。
よくよく考えると元々のクランクも問題なかった訳で、余分な出費になってしまった感があるけど、良い勉強になりました(笑)。
古い方のクランクは内部構造に興味があるので、後学の為に断面状に加工してカットモデルにする予定です。
忘れた頃にUPします♪(今忙しいからさ~)
最後に タカハシサイクル・高橋店長、何度もメーカーとのやり取りや発送をして頂き、ありがとうございました。
ショップで買うということは、安心も買っているということなんですね♪
ノリさんも、アドバイスありがとした~!
問題の画像が、コレ。
使用期間は3年を超えていますが、ショップの店長に相談して、シマノに送って下さることになりました。

店長が送る前にシマノに問い合わせてくれた所、保証期間である3年を経過した物は、如何なる場合に於いても保証の対象にはならないとのこと。
また「巣」が入っていないかX線検査等も、保証期間を過ぎたものに関しては行わないとのこと。
保証云々は関係なしに見て欲しいと店長に無理を言って送って頂きましたが、結果的には変わりませんでした。
但し、保証期間の過ぎたものは対象外と言うのは、曖昧さを残さず明確で、それがシマノの企業理念と理解出来ました。
シマノを擁護する訳では決してありませんが、その分シマノは保証期間内のクレーム対象品に関しては、あまり深く詮索せず新品を送って来るという事実もあるようです。
僕も油圧ブレーキのお漏らしで(BR-M785)、2回お世話になっていますし(爆)。
まあでも自動車関係等の仕事をしている人から見たら、不具合内容を知らせず新品を送って来るというやり方は、僕も含めて抵抗があるという方も多いのではないかと思いますけどね(汗)。
僕は以前勤めていたメーカーで、新製品の試作品のテストから量産試作、量産品のテストをして市場に送り出す仕事をしてました。
量産開始後は生産をしながら信頼性試験を実施し、問題が発生すると設計にフィードバックを掛ける仕事ですが、やはり一番過酷な試験場はユーザーが使っている市場なんですよ。
僕は、日本全国のサービスセンターから送られてきた修理品を全てチェックして、対策が必要と思われる不具合を設計部門にフィードバック、そんなモノ造りをしていました。
勿論、それをシマノに求めるつもりなんて全くなくて、現実として僕が務めていたメーカーはブランド名こそ残っていますが吸収されてしまい、市場では弱者だった訳です。
(ちょっとカテゴリーが違うけど)
シマノは凄く健全な企業ですから、シマノのやり方も正しいと言うことは、少なくとも市場が証明しているのかな?
まじめ過ぎも良くないってことかもね?
新製品のテスト用に雑誌社に貸し出す製品の選定も任されていたけど、「スペックが真面目過ぎる」って書かれてた(爆)。
すみません、脱線しました(笑)。
「そういうことなら、スペアパーツを買います!」と言うことで、新品の左側クランクが届きました。
流石に在庫はあまり無いようで、シマノ本社から送って頂いたそうです。
「やっとこれで、乗れるじゃーん!」と思ったら、「アリ?これにもクラックらしきものが既に入っていますけど」...
因みにロットナンバーを見ると、生産工場も異なるようでした。
これって、かなり高い確率なんじゃ(汗)。
店長に再びシマノに送り返して頂き、シマノからは品質管理部門に回すので時間を下さいとのこと。
今度は新品だから、検査もして頂けるようです♪

そして1週間後、結果が出ました。
結果としては、このクラック状の物はホローテックの製造過程で発生するもので品質上問題なく、目立つ目立たないは在っても全てのこの型の製品に存在するとのこと。
どうも鍛造時の合わせ部分がこの部分になるようです。
因みにクラック状の隙間は、ペダル軸部の深さまで到達しているとのこと。
そういうことであれば納得できたのですが、店長とも話したけど「なんか紛らわしいよね!」って。
穴にしちゃうとか、座ぐってフタするとかさー(爆)。

ってことで結論、この型のクランクの端部のクラック状の隙間は問題なし。
よくよく考えると元々のクランクも問題なかった訳で、余分な出費になってしまった感があるけど、良い勉強になりました(笑)。
古い方のクランクは内部構造に興味があるので、後学の為に断面状に加工してカットモデルにする予定です。
忘れた頃にUPします♪(今忙しいからさ~)
最後に タカハシサイクル・高橋店長、何度もメーカーとのやり取りや発送をして頂き、ありがとうございました。
ショップで買うということは、安心も買っているということなんですね♪
ノリさんも、アドバイスありがとした~!
26インチ・ホイール VS 24インチ・ホイール
ちょっと前は29”、最近は27.5"が話題の世の中で、世間の流れに全く乗っていないDannyです。
少しばかりセッティングに悩んでいたMonkey A-10ですが、ほぼ満足行くセッティングに出来ました♪
正直に書いてしまうと、僕が思っていたよりもスタビリティーの高いフレームで、迷いが生じていました。

と言うのも、このフレームを開発したHero君の動画を見れば分かる通り、DJ用とは言え高速域での縦や横の動きを意識していることは明確で、高速域でのスタビリティーを重視しているのでしょう。
詰まったリア・センターで回頭性を上げ、適度なBBハイトと長めのフロント・センターでスタビリティーを確保。
勝手な想像ですが(笑)。
そんなこともあり、里山でソロソロと遊ぶスタイルの僕にとっては、フレームのキャラクターに対し安定性が強く感じてしまったんだよね。
そこで?24インチ・ホイールを組んで見た訳ですが、これがドンピシャ!!
楽しめるトレイルは限られるけど、僕が求めていた低速でもヒラヒラと舞うような軽快感が出ました。
良く「トリックし易いフレーム」とか言いますが、トリックし易い=運動力学上では不安定な状態なんですよね。
不安定だからこそ、姿勢をスパッっと変えられる訳です。

まあ、常に気が抜けないし、乗りこなすテクニックはいるけど、それが面白い。
あくまでも、個人の好みですが。
人それぞれ楽しいと思うポイントは微妙に異なる訳だけど、
イージー&ファーストが必ずしも楽しいのか?という問いかけの一つの答えのような気もします。
それでは、比較動画をご覧ください(テストと撮影はシークレットで行っています)。
走っているラインも違うけど、操縦性の違いによりラインも異なってくるような気もします。
想像ですが29インチで走ると、更に直線的なライン取りになるのではないかと思われます。
因みに、26インチは140mmストローク、24インチは120mmストロークのフォークを使用しています。
24インチの方が路面の起伏を捉えている(逆に言えば影響されている)のが、良く分かると思います。
起伏と言う起伏でプッシュを入れると面白いように加速するし、バームの頂点からボトムに下りて、次のバームを登る時のGが凄くて、前腕で体重+Gを支えるのが大変な位い。
パーツの小変更はあるかもしれないけど、しばらくこの仕様で楽しみたいと思います♪
これを言ったら元も子もないですが、オールマイティーに乗りたい方には断然26インチをお勧めしますが(笑)。
余談
24インチの方で使用しているフォークは、旧型のEPICON(SF9)なんだけど、結構いい仕事してるなと(笑)。
巷では、コンプレッションが効かないと良く聞きますが、それもまた事実だと思いますし、セッティングのスイートスポットが狭いというのは僕も実際に感じている所。
まあ理想を言えば、どんな体重の人が乗っても初期の動きは良くて、後半で踏ん張ってフルボトムしないというのが理想だと思うのですが、MTB用は全装備重量に対するライダーの重量の比率が大きいと言う点と、ストロークが短いが故にプログレッシブ効果の二次曲線の出し方も難しいんだと思います。
エアサスのプログレッシブ効果の出し方もエアーチャンバーの容量によって変わったりするし、ライダーの体重によって変わるエアー圧によって、極端な場合リバウンドとのミスマッチが出る可能性もあると思われます。
(特に設計基準値値よりも軽い方の場合)
各メーカーさんが、毎年改良を重ねているってことが、「本当の意味の理想のフォークって、どんなん?」の答えのような気がします。
追記
旧型EPICONも、セッティングの仕方や特性を理解していれば「いい仕事をする」って書いたんだけど、
昨日、新型EPICONのダンパーが抜けました(涙)。
RC2ダンパー採用モデルで、トップキャップが緩んでいないのにロックアウト・ダイアルが過剰に回ったり、フォークを揺すった時に「カタカタ」異音がしたら(ダンパーのフリーピストンのガタ音)要注意です。
旧型のEPICONは、セッティングや特性に多少難があっても、とにかく壊れないのが美点だったんだけどなあ...
少しばかりセッティングに悩んでいたMonkey A-10ですが、ほぼ満足行くセッティングに出来ました♪
正直に書いてしまうと、僕が思っていたよりもスタビリティーの高いフレームで、迷いが生じていました。

と言うのも、このフレームを開発したHero君の動画を見れば分かる通り、DJ用とは言え高速域での縦や横の動きを意識していることは明確で、高速域でのスタビリティーを重視しているのでしょう。
詰まったリア・センターで回頭性を上げ、適度なBBハイトと長めのフロント・センターでスタビリティーを確保。
勝手な想像ですが(笑)。
そんなこともあり、里山でソロソロと遊ぶスタイルの僕にとっては、フレームのキャラクターに対し安定性が強く感じてしまったんだよね。
そこで?24インチ・ホイールを組んで見た訳ですが、これがドンピシャ!!
楽しめるトレイルは限られるけど、僕が求めていた低速でもヒラヒラと舞うような軽快感が出ました。
良く「トリックし易いフレーム」とか言いますが、トリックし易い=運動力学上では不安定な状態なんですよね。
不安定だからこそ、姿勢をスパッっと変えられる訳です。

まあ、常に気が抜けないし、乗りこなすテクニックはいるけど、それが面白い。
あくまでも、個人の好みですが。
人それぞれ楽しいと思うポイントは微妙に異なる訳だけど、
イージー&ファーストが必ずしも楽しいのか?という問いかけの一つの答えのような気もします。
それでは、比較動画をご覧ください(テストと撮影はシークレットで行っています)。
走っているラインも違うけど、操縦性の違いによりラインも異なってくるような気もします。
想像ですが29インチで走ると、更に直線的なライン取りになるのではないかと思われます。
因みに、26インチは140mmストローク、24インチは120mmストロークのフォークを使用しています。
24インチの方が路面の起伏を捉えている(逆に言えば影響されている)のが、良く分かると思います。
起伏と言う起伏でプッシュを入れると面白いように加速するし、バームの頂点からボトムに下りて、次のバームを登る時のGが凄くて、前腕で体重+Gを支えるのが大変な位い。
パーツの小変更はあるかもしれないけど、しばらくこの仕様で楽しみたいと思います♪
これを言ったら元も子もないですが、オールマイティーに乗りたい方には断然26インチをお勧めしますが(笑)。
余談
24インチの方で使用しているフォークは、旧型のEPICON(SF9)なんだけど、結構いい仕事してるなと(笑)。
巷では、コンプレッションが効かないと良く聞きますが、それもまた事実だと思いますし、セッティングのスイートスポットが狭いというのは僕も実際に感じている所。
まあ理想を言えば、どんな体重の人が乗っても初期の動きは良くて、後半で踏ん張ってフルボトムしないというのが理想だと思うのですが、MTB用は全装備重量に対するライダーの重量の比率が大きいと言う点と、ストロークが短いが故にプログレッシブ効果の二次曲線の出し方も難しいんだと思います。
エアサスのプログレッシブ効果の出し方もエアーチャンバーの容量によって変わったりするし、ライダーの体重によって変わるエアー圧によって、極端な場合リバウンドとのミスマッチが出る可能性もあると思われます。
(特に設計基準値値よりも軽い方の場合)
各メーカーさんが、毎年改良を重ねているってことが、「本当の意味の理想のフォークって、どんなん?」の答えのような気がします。
追記
旧型EPICONも、セッティングの仕方や特性を理解していれば「いい仕事をする」って書いたんだけど、
昨日、新型EPICONのダンパーが抜けました(涙)。
RC2ダンパー採用モデルで、トップキャップが緩んでいないのにロックアウト・ダイアルが過剰に回ったり、フォークを揺すった時に「カタカタ」異音がしたら(ダンパーのフリーピストンのガタ音)要注意です。
旧型のEPICONは、セッティングや特性に多少難があっても、とにかく壊れないのが美点だったんだけどなあ...
24インチバイクでトレイルを走る その2
最近、なんで24インチで山を走っているかといいますと、自分の中で迷いが生じていまして...
Blog友達の 輪人さんが、雨の後トレイルを走れない時用に、舗装路用のバイクを買ったこともあり、僕もトレーニング用にシクロクロス・バイクが欲しくなってきてしまったのです!
しかしもう一つ自分の中で、24インチ・バイクで「RealStreetのテイストを加えた走り」を山でもしてみたいという想いもあり、どちらにすべきかと(笑)。
リッチメンなら両方買うのでしょうけど、僕の小遣いでは到底無理なので。
そんな訳で、Street仕様の24バイク(以下24")で無理に山を走ってみた訳ですが、色々と分かって来たことも多々。
トレイルに於ける24"は、軽快に動くし、ホイールの剛性も高く、意外なことにライントレース性もなかなか。
しかしその中で、物理的に大径ホイールに比べて外乱に影響されやすいので、自然のトレイルの中ではアクションが難しくなってくることが分かった。
要は、例えばジャンプする直前には「体勢を整えてタメを作る」という予備動作が必ず必要になる訳だけど、自然のトレイルの中で小径ホイールは外乱によって安定性が悪く、予備動作が難しくなる。
逆に言えば29erは外乱には強く予備動作も容易になるけど、バイク自体が物理的にアクションし辛い(リアセンターの寸法等)。
そう考えると、最初のMTBに偶然付いていたからスタンダードになり得たといわれる26"も、決して偶然ではなく必然から存在し続けていると改めて感じさせられた。

ただ誤解して欲しくないのは、24"の特性を生かし切れる環境なら、最高のバイクになり得るとも思う。
例えば裏山にプライベート・トレイルを持っていて、「スムースな路面」に、「最高のうねり」があるようなトレイルなら最高だと思う☆
もう一つ言えることは、24"は十年位前にちょっとしたプチブームがあったけど、今は絶滅危惧種でこれも事実(笑)。
(この時は、DHバイクのエアーボリュームを稼ぐためと、UK発のStreetの、2大ムーブメントだったと思うけど)
ネットで調べると、僕が上で書いたような理由も垣間見れて、「やっぱり24"は山には不向き」だと思う人も居るかも知れない。
でも、ネットの情報は凄い情報量だけど、全ては伝えきれてはいなくて断片的。
だから本当に気になる人は又聞きみたいな情報だけを信じず、自分で実際に跨って乗って、土の臭いを感じながらRealな体験を優先すべき。
「情報と経験を誤解してはいけない」、僕が尊敬している人の言葉だったかな?
きっと、俺には24がベスト!って人も居ると思う。
所で僕は、どっちを組むべきかって!?
う~ん、悩む~(笑)。
僕のようなへたれライダーでは、動画のような走り方程度では26"に比べて優位性を引き出せないんだよな(涙)。
ってことで、山は26インチがベストってことで、お茶を濁す...
Blog友達の 輪人さんが、雨の後トレイルを走れない時用に、舗装路用のバイクを買ったこともあり、僕もトレーニング用にシクロクロス・バイクが欲しくなってきてしまったのです!
しかしもう一つ自分の中で、24インチ・バイクで「RealStreetのテイストを加えた走り」を山でもしてみたいという想いもあり、どちらにすべきかと(笑)。
リッチメンなら両方買うのでしょうけど、僕の小遣いでは到底無理なので。
そんな訳で、Street仕様の24バイク(以下24")で無理に山を走ってみた訳ですが、色々と分かって来たことも多々。
トレイルに於ける24"は、軽快に動くし、ホイールの剛性も高く、意外なことにライントレース性もなかなか。
しかしその中で、物理的に大径ホイールに比べて外乱に影響されやすいので、自然のトレイルの中ではアクションが難しくなってくることが分かった。
要は、例えばジャンプする直前には「体勢を整えてタメを作る」という予備動作が必ず必要になる訳だけど、自然のトレイルの中で小径ホイールは外乱によって安定性が悪く、予備動作が難しくなる。
逆に言えば29erは外乱には強く予備動作も容易になるけど、バイク自体が物理的にアクションし辛い(リアセンターの寸法等)。
そう考えると、最初のMTBに偶然付いていたからスタンダードになり得たといわれる26"も、決して偶然ではなく必然から存在し続けていると改めて感じさせられた。

ただ誤解して欲しくないのは、24"の特性を生かし切れる環境なら、最高のバイクになり得るとも思う。
例えば裏山にプライベート・トレイルを持っていて、「スムースな路面」に、「最高のうねり」があるようなトレイルなら最高だと思う☆
もう一つ言えることは、24"は十年位前にちょっとしたプチブームがあったけど、今は絶滅危惧種でこれも事実(笑)。
(この時は、DHバイクのエアーボリュームを稼ぐためと、UK発のStreetの、2大ムーブメントだったと思うけど)
ネットで調べると、僕が上で書いたような理由も垣間見れて、「やっぱり24"は山には不向き」だと思う人も居るかも知れない。
でも、ネットの情報は凄い情報量だけど、全ては伝えきれてはいなくて断片的。
だから本当に気になる人は又聞きみたいな情報だけを信じず、自分で実際に跨って乗って、土の臭いを感じながらRealな体験を優先すべき。
「情報と経験を誤解してはいけない」、僕が尊敬している人の言葉だったかな?
きっと、俺には24がベスト!って人も居ると思う。
所で僕は、どっちを組むべきかって!?
う~ん、悩む~(笑)。
僕のようなへたれライダーでは、動画のような走り方程度では26"に比べて優位性を引き出せないんだよな(涙)。
ってことで、山は26インチがベストってことで、お茶を濁す...